第1回平成の大工棟梁検定が平成28年11月7日(火)千葉職業能力開発短期大学校にて開催され全国各地より若手大工9名が集い受講受験致しました。
開催概要
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試験科目の範囲と内容について
◆学科試験◆
・試験時間: 1時間
・問題数: 30題(真偽法)
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*学科講習については「古民家解體新書Ⅱ」を使用します。試験時にも教本の持ち込みは可能です。
◆実技検定◆
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第1回平成の大工棟梁検定を終えてみて・・・
小学生が憧れる職業のひとつに大工さんがあります。しかし大人になるにつれその希望は影を潜めていきます。これからの時代大工技能者の不足は深刻な社会問題となります。若手の大工技能者育成には技術の向上に合わせた賃金体系の構築で、夢のある将来像を示せる取り組みが必要です。その仕組み作りとして今回「平成の大工棟梁検定」を千葉職業能力開発短期大学校の協力を得て第1回となるトライアル検定を開催いたしました。全国から若手大工9人が集まり、将来の夢である大工棟梁となるためのステップとして検定を受験しました。
午前中は古民家や木組みについての座学を受け、50問の問題に挑戦。午後は体育館に準備された会場で2時間内に課題の墨付けから加工、仕上げまでを電動工具を使わずに仕上げる実技試験に挑みました。実技試験の審査員は全国から集まったハンドプレカット工場の大工棟梁達、道具の手入れから始まり、礼儀作法などの基本的なものから加工中の姿勢や体捌き、そして課題の出来栄えが厳しく審査されました。
検定は学科試験と実技試験の合計点数により1級と2級とに分類されます。合格発表は11月末に参加者へ通知されます。